医薬品の個人輸入について

更新日:2020/03/18 個人輸入について

個人輸入って書いてあるけど実際は何のこと?
医薬品って個人輸入することになるの?

初めて海外の医薬品を通販する方は様々な疑問が生まれると思います。
ここでは、個人輸入について詳しく解説していきます。

個人輸入とは?

個人輸入とは、個人が使用する目的で海外の商品を輸入することになります。

日本では購入することのできない商品や海外で販売されている商品を自分自身のために輸入するということです。
個人輸入は医薬品だけでなく洋服や食品など様々なものが該当します。

ここでは、医薬品の個人輸入にスポットを当てて解説していきます。

認めらている行為

医薬品の個人輸入は法律によって認められている行為となります。
そのため、海外の医薬品を個人輸入したからと言って罪に問われるようなことはありません。

実際に医薬品を個人輸入し、利用している人も数多くいます。
また、海外の医薬品を個人輸入することで、薬代を抑え効率よく治療を行っている人もいます。

「医薬品 海外」と聞くと、なんとなくダメなもの、違法になるのではないかというイメージを持つかもしれませんが、きちんと国で認められている行為となるため心配する必要はありません。

薬機法とは?

医薬品の個人輸入について定めている法律は薬機法と言います。
以前は薬事法と言われていました。

法律名が代わり薬機法となっていますが、薬事法と同じものだという認識で問題ありません。

薬機法には医薬品の個人輸入について定められています。
医薬品の個人輸入自体は認められている行為ですが、個人輸入のも細かなルールがあります。

難しいもので言うと、医薬品医療機器等法関税法などのルールがあります。
あまりピンとこない人もいるかと思うので、ここからは薬機法について見ていきます。

個人輸入は個人が使用することが前提

個人輸入のルール
  • 個人が使用する
  • 譲渡、転売の禁止

個人輸入と言うのは、そもそも自分が使うためだけに利用するというものです。
そのため医薬品を購入する際は自分が使うことが前提となります。

そのため、知人への譲渡や他人への転売が禁止

禁止となる行為には以下のような例があります。

自分が使う目的で買ったが、使わなくなったので人にあげた。
使ってみたいというので知人に少量渡した。
1人で購入するよりも2人で購入した方が楽なので、共同で購入した。

このような例は禁止行為となります。

転売の禁止も同じで、個人間での転売、インターネットやSNSなどを利用しての転売これらの行為は禁止です。

医薬品の個人輸入では、自分が使う分だけ購入するようにして下さい。

輸入が認められているものに限る

個人輸入できる医薬品には認められている成分と輸入禁止となっている成分があります。

輸入禁止になっている主な医薬品
  • 麻薬及び向精神薬
  • 覚せい剤及び覚せい剤原料
  • 大麻
  • 指定薬物
  • ワシントン条約で規制されているもの

日本国内での保持、使用が禁止されている薬物はもちろん輸入禁止の対象です。

ここで注意しなければならないポイントは、日本でも処方されている薬でも個人輸入できない場合があるということです。
有名な医薬品で説明すると、エチゾラムがあります。

エチゾラムは抗不安薬や睡眠導入剤としてデパスと言う商品名で日本国内でも処方されている医薬品です。
しかし、エチゾラムは脳機能向上などの理由から輸入禁止の成分となっています。

また、フロセミドと言う成分がありますが、利尿剤としてラシックスと言う商品名で日本国内でも処方されている医薬品です。
むくみを取るという効果から個人輸入も行われていましたが、輸入禁止の成分となっています。

上記のように日本国内でも処方されている医薬品でも輸入禁止となっている成分もあるということを覚えておいて下さい。

個人輸入で1度に輸入できる量

個人輸入する際には1度に輸入できる量が決まっています。

医薬品にスポットを当てて解説しているので、医薬品・医薬部外品及び体外診断用医薬品について説明します。

毒薬・劇薬・処方せん薬医薬品及び処方せん体外診断用医薬品
用法用量からみて1ヵ月分以内

外用剤(毒薬・劇薬及び処方せん医薬品並びにバッカル、トローチ剤、坐薬は除く)
1品目につき24個以内

その他の医薬品・医薬部外品及び体外診断用医薬品
用法用量からみて2ヵ月分以内
※医薬品医療機器等法により医薬部外品とみなされるケースもあるが、個人輸入では医薬品と同じ扱いとなる

上記のような輸入できる量が決まっています。

これらの量を超えて輸入する場合には、薬監証明の申請が必要となります。

個人輸入で輸入できる量に関してはこちらを参考にしています。
1806 医薬品・化粧品等の個人輸入について(カスタムスアンサー) : 税関 Japan Customs

海外の医薬品は安全?

ここまで、医薬品の個人輸入について解説してきました。
しかし、一番気になる点としては、海外の医薬品は安全かどうかということだと思います。

海外の医薬品は完全に自己責任となります。
もちろん医薬品としての効果が海外で実証されているものです。
しかし、日本国内での有効性や安全性が実証されていないというものです。

中には偽物が販売されているケースもあり、医薬品の個人輸入での健康被害は後を絶ちません
しかし、個人輸入は必ずしも危険と言うわけではありません。

悪質なサイトは利用しない

安全に海外の医薬品を個人輸入したい場合には、悪質なサイトを利用して購入しないということが重要です。
医薬品の個人輸入を行う際には、個人輸入代行サイトを利用するのが便利です。

しかし、代行サイトもたくさんあり、悪質なサイトを利用してしまうと多額の金額を請求されてしまったり、商品が届かないなどの被害に遭う恐れもあります。
また、偽物が販売されていたり、偽物と知らずに使用して健康被害に遭ってしまう恐れもあります。

悪質なサイトを利用しないためにも、安心できる個人輸入代行サイトを選ぶようにして下さい。

このページに関してはこちらを参考にしています。
健康被害などリスクにご注意! 海外からの医薬品の個人輸入 | 暮らしに役立つ情報 | 政府広報オンライン